すべての要素がかけ算で繋がれているので、どの要素もすべて大切だ。
しかし生産性に与える影響がみな等しいわけではない。それは、要素によって変わる。
先に断っておくが、これから話す内容はわたしの感覚であり、ただの喩えなので、出てくる数字の信憑性をツッコまれても答えかねる。人によって、当てはまる数字の大きさは変わってくるだろう。
まず、能率(タスク実行管理)を1とした場合、
効率(タスク状態管理)は最低でもその2倍、生産性に影響を与える。
どのようにタスクを実行するか(How)よりも、どんなタスクにするか(What)が、生産性を高める上で重要なのだ。
そして、目的(タスク発生管理)は効率(タスク状態管理)よりも更に生産性へ与える影響が大きい。
最低でも生産性への影響度は、能率(タスク実行管理)の3倍はあるだろう。
なぜタスクを設定するか(Why)が明確でなければ、どんなタスクにするか(What)決まらない、もしくは決まったとしても的外れなタスクになるからだ。的外れなタスクをどれだけ実行できても(How)、生産性が上がるはずもない。
よって、生産性への影響度は、目的>効率>能率となる。
これはTask Management Gradation(以下TMG)を上から下へ見た場合の並びと同じだ。
戦いの結果への影響度は、戦略>作戦>戦術・後方支援となる。
それでは生産性に最も大きな影響を与えるのは目的なのか?
答えを出すにはまだ早い。中編へ続く。