時間資源

入浴にかかる時間を最短にして時間を作る方法

この記事を読んで得られるノウハウと効果:入浴時間を最短にする方法がわかり、浮いた時間をやりたいことに使えるようになる。

ピットインから学んだ人生において大切なこと

入浴する目的は人それぞれだと思います。

リラックスの為であったり、アイデアを得る為であったり。

しかし、最も一般的な目的は、身体を清潔に保つためでしょう。身体を清潔に保つ目的は、病気にならないためや体臭を漂わせて周囲の人に迷惑をかけないためです。これらは、「日々の生活を問題なく送るため」と言い換えられます。

「日々の生活を問題なく送るため」の行動は人生のメンテナンスです。そしてメンテナンスと言えば、F1のピットインです。F1レース中に、燃料補給とタイヤ交換のためにピットに入るのがピットインですが、ピットインの時間は短ければ短いほど良いとされています。

▼ピットインの様子。いつの間にか、1秒台になってた。。速すぎ!

ピットインがわかりやすく良い例ですが、メンテナンスの時間は短いに越したことはありません

そこで、メンテナンスである入浴の時間を最短にするために、わたしが実践していることを紹介します。

入浴を要素分解する

入浴の時間は以下の3つの要素に分解できます。それぞれを最短にすれば入浴時間も最短になります。

  • 頭を洗う
  • 顔を洗う
  • 身体を洗う

「入浴」と書いてあるのに「湯船につかる」がないのは不自然ですが、メンテナンスとしては「湯船に浸かる」は必須ではないので除外しました。上記は入浴の最小構成と考えてください。

それぞれの要素時間を最短にする方法

それでは、それぞれの要素で最短を目指します。

シャンプーを使わない

頭を洗う際、シャンプーを使わないことにより、シャンプーを泡立てる時間と洗い流す時間を減らすことができます。コンディショナーを使っている場合は、コンディショナーの塗布と洗い流しの時間も同時に減らせます。

「シャンプーを使わないと頭が臭うのではないか」と思われる方もいるかと思いますが、大丈夫です。頭を洗った直後は臭いませんし、夕方になったら汗臭くなるのはシャンプーを使っていてもいなくても同じです。わたしは2年以上シャンプーを使っていませんが、一度も苦情をを受けたことはありません。

イチ(@kumacharo115)さんも下記記事を挙げていますが、まったく問題ないとのこと。

シャンプーを使わない湯シャンを3ヶ月やった結果! | さいんぽすと

わたしは下記の本を読んで、シャンプーを使わなくてもいいことに気付きました。イチさんの記事で紹介されていますが、シャンプーをやめた直後はフケとか臭いとかが気になるかも知れませんが、そのうち適正な頭皮油分量に調整されるから大丈夫という理論です。人体すごい。

ちなみに悲しいかな、髪は増えた実感はありません。。本に書いてある方法通りに洗髪していないことが原因と思います。ただ無造作にシャワーで頭を洗っているだけです。

ワックスはシャンプーを使わないとなかなか落ちないので、シャンプーを使わなくなってからワックスも使わなくなりました。ワックスでスタイリングする時間まで節約できて一石二鳥です。

洗顔料を使わない

洗顔も洗顔料を使わずに洗顔すれば、洗顔料を泡立てる時間と洗い流す時間を減らせます。

参考にしたのは下記の本です。

この本を読むまで、化粧水や乳液まで使っていましたが、すべてやめました。結果、化粧水や乳液をつける時間も減らせました。スキンケアの時間って結構時間がかかるんですよねぇ。そういう点では女性は可処分時間的に不利だと思います。女性は大変です。

閑話休題。

洗顔料を使わなくなって、特別肌がキレイになった感じはしませんが、肌が汚くなった感じもしません。肌がキレイにならないのは、わたしが本に書いてある通りの方法を実践していないせいだと思いますが、適当にお湯でバシャバシャ顔を洗ってほったらかしていても、何も問題ないことがわかっただけで十分です。特に肌に変化がなくても、洗顔料や化粧水、乳液を使う時間を節約できたので、わたしにとっては十分メリットがありました。

ボディーソープを使わない

身体を洗うときもボディーソープを使いませんし、身体をタオルでゴシゴシ洗いません。

まず湯船に半身浴で10分間つかり、ほどよく汗が出たところで、シャワーで汗を洗い流すという方法をとっています。臭いが気になるところは手でサッと洗います。いわゆるタモリ式入浴法という方法です。福山雅治もローラも実践しているらしいですよ。

この方法の良いところは、湯船につかることにより、身体の疲れを取ることができ、さらに湯船につかっている間に別のことができる点です。

わたしは湯船につかっている間にSNSをすることにしています。逆に言えば、わたしがSNSで発言していないということは、湯船につかれていないということなので、「最近、イド♂は反応ないな」と気付いたら、「湯船につかれないほど生活が乱れてるのかよ。タスク管理通を気取っているくせに、ダメダメじゃんw」と笑ってください。改善します。

他にも湯船につかりながら、歯を磨いたり、本を読んだり、瞑想したりと、色々なことを同時並行でできるのでオススメです。

▼[参考]湯船につかりながら、本やタブレットを見たい方にはこちらの記事がオススメ

[i][レビュー]お風呂でタブレットを快適に使うための2つの鉄板グッズ | アイドリングタイム

半身浴で10分入るのは、この入浴方法が疲労回復に効果があるからです。以下が根拠となります。

私は以前、健康をテーマにしたテレビ番組で、42 度の熱いお風呂に半身浴を8分間行ったあと、全身浴を8分間行い、疲労因子FFと疲労回復因子FRの分泌量を調べるという実験を行いました。その結果、半身浴でも全身浴でも疲労因子FFの量は右肩上がりで増え続けました。ただし、半身浴では疲労回復因子FRも同様に右肩上がりに増えましたが、全身浴では疲労回復因子FRは増えず、疲労が蓄積することが判明しました(グラフ参照)

~中略~

「ゆらぎ」に満ちた温泉を疲労回復に役立てるには、38 度~40 度のぬるめの湯に10 分以内を目安に半身浴をし、入浴回数も1日に多くて2回までにとどめておくことが肝要です。

梶本修身 すべての疲労は脳が原因 Kindle版 第五章「ゆらぎ」のある生活で脳疲労を軽減する 位置No.1588

上で紹介した「肌」の悩みがすべて消えるたった1つの方法に書かれている話ですが、古い角質と新しい角質の入れ替えは洗顔料を使って強制的に行うよりも、自然に入れ替わるのを待った方がいいので、肌にとってはこのタモリ式入浴法の方がいいと思っています。

こちらも2年以上続けてますが、異臭のクレームを受けたことは一度もありません。垢が溜まりやすいところをこすると垢が出て来ますが、それは、こするから出て来るのです。こすらなければ、その垢は肌の一部です。自然な肌の入れ替えに任せてそっとしておきましょう。

入浴時間を本当に最短にしたい場合は、シャワーで汗を流して終わりにするのが良いと思いますが、わたしは入浴時に疲れを取り、入浴後のストレッチのために身体をほぐし、入眠をスムーズにするために就寝前に体温を上げておきたいので、このタモリ式入浴法を採用しています。

なぜこれらの方法を実践するのか

実際、シャンプー、洗顔料、ボディーソープを使わなくても、日常生活にまったく支障は出ません。しかし、わたしがなぜこれらの方法を試す気になったかを考えると、わたしは「人は外見ではなく、その人が今、何をしているか」に拠ると考えているからだと思います。

最重要である「今、すること」に時間を充てるために、重要でない「外見」にかける時間を削るという、選択と集中です。

「わたしとは何か」と考えたとき、それは着ている服でもなく、肉体でもなく、やはり精神です。精神の外界への働きかけが、「行動」です。そう意味で、「何を考え、どのような行動をしているか」がわたし自身、そして他の人を表していると考えます。

ちなみに精神には過去も未来もないので、過去の功績がいくら素晴らしくても、現時点の行動がヒドい人かいた場合、その人は過去の功績の影響により社会的に価値があるとは言えますが、人としては普通と言えます。

常に精神と行動を善い状態に保たなければならない一方、「ダメなときがあっても今がよければOK」という解釈もできるので、自分が好調でも不調でも守れる、なかなか便利な信条です。

最後はセネカの「人生の短さについて」からの引用で締めたいと思います。

あなたの中身はきれいでしょうか?

あるいは、毎日のように床屋に入り浸り、一晩のうちに伸びたかどうかというほどの髪を切ってもらおうと、一房一房について大まじめに論じては、乱れたところを直させ、あるいは薄くなった部分を横からおでこへと撫でつけてもらっている者はどうでしょう?
連中は、床屋が少しでもしくじろうものなら、まったく何様のつもりでしょう、たちまち怒り出す始末です。やれ間違って髪を切り落とされただの、やれ整髪がおかしいだの、やれ元の巻き毛に戻らないだのと、ものすごい剣幕でくってかかる!
そういう人間は、自分の髪などではなく、自分の国を乱しかねないのではありませんか?
切り落とされぬかと心配すべきなのは、髪ではなく頭なのでは?外見よりも、まず人間として中身をきれいにすべきでは?
あなたは、そんなふうに櫛と鏡に時間を割いている人間を「悠々自適」と呼ぶのですか?

セネカ 訳:浦谷計子 人生の短さについて Kindle版 位置No.449

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