[η]必ず定時で帰れるたった一つの方法~残業拒絶論~

今まで3回に渡って残業するべきではない理由を書いてきましたが、今回は必ず定時で帰れるたった一つの方法をご紹介します。

それは、「定時で帰る」ことです。

▼残業すべきではない理由の記事です。
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定時で帰れないのではなく、帰らないだけ

「いや、だから定時で帰れないから困ってるんだけど」

違います。それはあなたが定時で帰らないことを選択しているだけです。

下記、記事で書いたように、残業するかしないかは個人の自由です。
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「この残業を断ったら、上司からの評価が下がるから」とか、「みんな残業してるから、わたしもしないと嫌われちゃうから」とか、「ここで残業してメールを送らないと、取引先に怒られるから」とか、「残業してこの作業をしておいた方が、明日の作業効率が上がるから」とか。。

わたし自身、残業経験豊富なので理由はいくらでも挙げられますが、詰まるところ、何かと理由をつけて自ら残って仕事をしているだけなのです。これ以外に残業の原因はありません。

それに対して、わたしが紹介できる方法はただ一つ。「定時になったら、すべて投げ捨てて帰ってしまえ」ということです。

ただし、この方法を取るには一つの心構えが必要です。

すべての結果を受け止める

定時に帰るために必要な心構えとは、定時で帰ることにより発生する結果すべて受け止めることです。

定時で帰ると上司から「アイツは使えない」と思われるか知れませんし、同僚から「アイツは全然仕事をしないやつだ」と思われるかも知れないですし、取引先から「あの担当者はハズレだな」と思われるかも知れません。実際に何かトラブルが発生するかも知れません。いや、経験上必ず発生します。それらをすべて受け止めます。

現在、わたしも社内から「アイツはひどいな。要求はしてくるけど、こっちからの依頼は無視するんだから。」と、相当な悪評が立っていますし、トラブルが多発していますが、ガッチリ受け止めています。

これを「わたしは悪いことはしてないのに、なんでこんな評価を受けるんだ。トラブルが発生して、怒られなければいけないんだ。」とか、「あぁ、みんなに迷惑をかけてる」とかいちいち気にして受け止められないと、ストレスが発生し、精神衛生が損なわれ、生活がうまくいかなくなります。

正気を保つには、「悪評で時間が買えるなら安いもんだ」ぐらいに考えて、悪評は粛々と受け止め、トラブルはただの一事象として捉え、冷静に、もっと言えば無感情に対処する必要があります。

ただし、このように悪評やトラブルを受け止めるためには、あることが必要です。

労働時間内は最善の働きをしてるという自信が必要

悪評やトラブルを受け止めるために必要なことは、労働時間内は最善の働きをしているという自信です。

この自信があれば、どんな悪評が立とうが、自分が原因で仕事が炎上しようが、「現状は、わたしが最善を尽くした結果であり、これ以上を求めるのであれば私では力不足と言う事です。」と、最小限の心の揺らぎで受け止めることができます。(わたしも人間なのでネガティブなことが起これば、多少心がざわつきます。この心のざわつきも、「まだ人間らしさが残っている証拠だな」と許容します。)

わたしも、以前よりも全体的な仕事の質が下がっていることは自覚しています。しかし、それはわたしが限られた時間で最大の成果を出すために選択と集中を行った結果であり、それによって評価が下がっても、当然の結果として受け止めています。トラブルが発生した場合、受け止めた上で再発防止策も講じます。

そして、この時間内に最大の成果を出し、トラブルの再発を防ぐための方法論がタスク管理であり、だからこそ目下、鋭意研究中なわけです。

質疑応答

この方法に対して浮かんで来るであろう疑問に答えていきます。

Q1. 残業しなかったらクビになるんじゃないか?

A1. 法的根拠はまったくありませんが、ならないはずです。契約した労働時間内で、サボることなく、逆に最高の効率で働いている従業員をクビにできる理由がどこにあるのでしょうか?もちろん、残業しなければ大変なことになる場合に、上司からの残業依頼を断り、実際に大変なことになったら、それが原因でクビになるかも知れませんが、そこの見極めができていればクビになる心配はないと思います。

Q2. 人に迷惑をかけるのはいけないことだよ?

A2. 人に迷惑をかけないために残業するのも、人に迷惑をかけて残業するのも自由です。わたしもどちらかと言えば迷惑をかけない方がよいと思っています。しかし、それはわたしの精神が健康であることが前提です。精神の健康が危ぶまれるのであれば、人に迷惑をかけてでも健康な精神の維持を優先します。

なぜなら、わたしは「わたしが存在しなければ世界は存在しない」という独我論の信奉者だからです。わたしの精神の危機は世界の危機なのです。これはまったく宗教的な話ではありません。独我論はまた別の機会に紹介します。

独我論に納得がいかない人は、心屋仁之助さんの著書、「『好きなこと』だけして生きていく。ガマンが人生を閉じ込める」を読んでみると、少しは迷惑をかける抵抗が減るかも知れません。正直、心屋さんの論理はわたしでは理解しきれない部分が多いですが、結論はわたしと同じですし、「迷惑をかけまくってもどうにかなっている人が一人はいる」ということを知れただけで、心が軽くなったことは事実です。

Q3. 人と人との関係はTAKE&GIVEなんだから、周りに迷惑かけまくってたら仕事がやりづらくなるよ?

A3. 仰るとおりです。恐らく、周囲はお願いを快くは聞いてくれなくなります。しかし、それは心の中で「なんでコイツの言うこと聞いてやらなきゃならないんだ」と思うだけで、こちらの論が通っていれば最終的には対応してくれます。仕事ですので感情よりも論理が優先されます。

相手との関係が良好ではなくなるので、説得するための工数は増え、仕事の効率は落ちるかも知れません。しかし、この方法は時間を手に入れる代わりに、他のすべてを捨てる方法です。効率も捨てるのです。

相手との関係が悪くなって仕事の依頼が来なくなるかも知れません。やりましたね。仕事を減らすことができました。

Q4. 上司からの評価が下がるのではないか?

A4. 上司の考え方次第でしょう。しかし仮に上司からの評価が下がったとしても、その評価自体も受け止めることがこの方法の条件であることを忘れずに。

Q5. 評価が下がった結果、左遷させられるのでは?

A5. 左遷、大いに結構です。左遷先での仕事は今の仕事よりラクになり、ムリをしなくても残業せずに済むようになるかも知れません。繰り返しますが、この方法は時間を手に入れる代わりに、他のすべてを捨てる方法です。

また、左遷させられるということは、あなたの能力が定時内に会社が求める成果を出せるレベルになかったということです。言い換えれば、あなたの能力にあった職場に異動できたということです。分相応の仕事を得られたということで、むしろ喜ばしいことだとわたしは思います。自分の能力を大きく越えるポジションに居続けると、年中ストレスがかかり、下手をするとストレスにより人格も変わってしまいますから。

Q6. ある程度規模の大きな会社でしかこの方法は使えないのではないか?

A6. 確かに左遷を期待できるのは、数多くの部署を持つある程度大きな会社だけです。小さな会社では仕事を取り上げられ、自主退職に追い込まれるかも知れません。そういう面では大きな会社の方が、この方法を実行した際の安全性は高いと言えます。

しかし、自主退職したとしても、次の就職先ではムリせずに定時に帰れるかも知れませんし、フリーランスになるという選択もあります。

伝えたいことは、左遷を期待しようという話ではなく、流れに身を任せようということです。放っておいても、市場での需要と供給のバランスが最終的に取れるように、長い目で見れば仕事とあなたの能力のバランスがどこかで取れるはずです。神の見えざる手に身を委ねるのです。結果、自分の能力に合った仕事内容&仕事量に落ち着くはずです。

Q7. 周りからの評価を下げずに残業もしなくて済む方法はないのか?

A7. あなたの仕事の内容次第です。仕事の内容により、タスク管理で残業をなくすこともできれば、できないこともあります。その仕事内容に関しては、本ブログのタスク管理新論で研究中です。どちらにしてもまずはタスク管理術を身に付ける必要があるので、下記、本ブログのTaskChute記事や別ブログのスケジュール・時間・タスク管理&生産性向上術データベースをご参考ください。今後はわたしが実践している具体的なタスク管理手法をどちらかのブログで紹介していきます。

[η][TaskChute]現時点最良のタスク&時間管理ツール | ハックの哲学

スケジュール・時間・タスク管理&生産性向上術データベース | タスク管理、時間管理、スケジュール管理、生産性向上術のデータベース。あなたに最適な方法を見つけられます。

まとめ

タスク管理をすれば残業がなくなるという風潮がありますが、そんなことはありません。実際にわたし自身がそのような状況に直面しています。タスク管理は万能薬ではないのです。

どのような状況でも効く真の万能薬は、定時になったら帰り、それによってもたらされる不利益もすべて受け止める覚悟です。

その覚悟を身につけるためにはタスク管理を徹底する必要があるので、結局やることは同じなのですが、「タスク管理しているのに定時に帰れないじゃないか!?騙された!」と嘆いている人がいるかも知れないので書いてみました。

「タスク管理の効きが良い仕事と効きが悪い仕事は確かに存在し、上記のような人は効きが悪い仕事に従事している可能性が高いのですが、前提としての覚悟が足りない。」ということです。残業したくないなら腹をくくりましょう。