生産性とタスク管理はかけ算

タスク管理4.0の公式を見ると、各要素がかけ算で繋がれていることがわかる。

これは各要素をまんべんなく満たしていなければ、タスク管理4.0は成立しないことを意味する。

戦略・作戦・戦術・後方支援のアナロジーでも同じ事が言える。戦略・作戦・戦術・後方支援、どれか一つでも欠ければ、もしくは弱ければ、勝利はない。

タスク発生管理ができていても、タスク状態管理やタスク実行管理ができていなければ、夢を語るが一向に前に進まない人になる。

逆にタスク状態管理やタスク実行管理ができていても、タスク発生管理ができていなければ、タスクの処理速度は速いが、「テキパキこなしてるけど、なんでこんなことしているんだろう?」と、今の生活に疑問を持つ人になる。

タスク管理が上手くいっていない人はまず、この4要素の中で欠けているものはどれかを考えるところから始めると道が開ける。

<以下、2018/01/10 追記>

このかけ算にはもう一つ意味がある。

すべての要素が他の要素に影響を与えるということだ。

一番わかりやすいのは、他要素の効率への影響である。

まず目的が明確であればプロジェクトを効率よいタスクに分解でき、その逆もまた然りであることは、想像に難くない。

そしてそのタスク内容は、自分がどのような能力を持っているか、そして自分の能率がどの程度かによっても変わってくる。

たとえば 「本を出版する」というプロジェクトがあったとする。

このプロジェクトをタスク分解するとき、「編集者の知り合いがいる」という人脈の能力がある人は、「編集者に出版できないか聞いてみる」というタスクを作ることができるが、この能力がない人はこのタスクを作ることはできない。

また、自分の量的能率が低く、1日に5分しか執筆の時間が取れない人と、量的能率が高く、1日に30分を執筆に充てられる人では、執筆完了までの時間に差が出る。質的能率にも同じことが言える。

もし出版のために「文学賞に応募する」という目標を立てていたら、前者は次の文学賞の応募に間に合わないかも知れない。そうなると、前者と後者のタスク分解の結果は大きく変わってくる。

このように、タスク管理4.0のかけ算には、数学的意味以外にも、各要素が各要素の内容に影響を与えるという意味もある。