GTD登場と時を同じくして、巻き起こったライフハックブーム。
ライフハックがカバーする範囲は広いが、その中にはタスク管理に関するものもあった。
例えば、タスク処理のために時間枠を設定するタイムボクシング。
この種のライフハックは、できるだけ実働時間を増やし、目標管理により割り出された必要時間を速やかに満たすためのものであった。
これにより人々は量的能率を上げることになる。
他にもライフハック界隈では、高い集中力を維持するために最適な休憩や睡眠時間、運動や食事についての議論も盛んだった。
人々は議論内容を生活に取り入れ、実働時間の内、真に成果に寄与する時間(正味実働時間)の割合を増やし、質的能率を上げた。
ライフハックの浸透により、一般人が自分の能率を、量・質、共に向上させることが容易になった。
これが、能力・能率(量・質)・効率から成るタスク管理3.0の時代である。
<書評>「ライフハック大全」を読めば、ライフハック初心者から上級者まで満足できる
「ライフハック大全」の書評です。「ライフハック大全」は、ライフハック初心者から上級者まで楽しめると結論づけ、その理由を量と質の面で解説しています。
[η]タスク管理と生産性の関係~タスク管理史 イントロダクション~
タスク管理と生産性の関係について、何回かに分けて書いていきます。
[η]生産性が能力で決まった時代~タスク管理史 第一回~
前回、生産性=成果/時間としたが、これは生産性=成果/時間(能力)とも言える。成果をミッションとし、ミッションを達成するための第四世代の時間管理を説いたのは、
目標管理による学習可能なタスク管理の誕生~タスク管理史 第二回~
生産性=能力のタスク管理1.0は厳密に言えば、タスク管理ではない。