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残業しない人はやる気がないのか?~残業拒絶論~

「アイツは定時に帰りやがって。やる気がないな。」

こんな声を会社で聞いたことありませんか?もしくは、あなた自身がそう思っていませんか?

わたしは、そうは思いません。

日本の働き方について思うこと

日本の働き方って良い意味で部活の延長の様に感じています。一つの目標に向かってみんなで協力して突き進んでいく感じ。

スイスの現地社員の働き方と比べると、日本の働き方の方が一体感があって好きっちゃ好きなんですが、目標のためには労働時間をいとわないところが欠点だと感じています。

裏を返せば、業務時間が過ぎても無理を聞いてくれるという長所でもあり、日本で働いていた時は許容できていたのですが、スイスにきて仕事量が爆発してからはこの点は欠点にしか思えなくなりました。

だって、今抱えてる仕事をすべてまともにやろうとすれば毎日早朝から深夜まで働かないといけなくなるんですもの。

そんなのまっぴらごめんです。部活と違って仕事は好きでやってるわけではないからね。

上司からの指示なしで所定労働時間以上働くのは個人の自由

そもそも会社と労働契約を結んだ際、両者間で所定労働時間を決めているはずです。

上司から残業の要請がない限り、その所定労働時間以上働くか否かは個人の自由です。いや、たとえ上司から要請があったとしても断る自由はあります。

だから要請がなければ定時に帰っても何の問題もないはずです。

残業しなくても気にするな

そんなことを悶々と考えて至った結論がこちら。

「労働時間内でベストを尽くしていれば、感謝されることはあっても批判されることはない。」

残業しなければ仕事が終わらない状態の責任はどこにあるのか?様々な意見があると思いますが、わたしは個人がベストを尽くしているのであれば、100%組織の責任だと考えます。

でも、会社を恨むのはなしですよ?わたしもあなたも、ひとりで稼ぐ力がないから今の会社にいるのですから。巨視的にみたら自己責任です。

ただ、定時に帰ることは悪いことではないことは確かです。

まとめ

みんながみんな、仕事が好きなわけではなく、人生の第一優先事項だと思っているわけではないので、誰かが定時に帰るからと言って「やる気がない」と判断するの早計です。会社との契約上、定時に帰ることは、ごくごく自然なことです。