日々の生活において、一度、調子を崩すとなかなか元の調子を戻せない現象。
わたしはこの現象を生活の負のスパイラルと呼んでいます。
今回はわたしがこのスパイラルにハマった際にどのように考えたかをシェアします。
生活の負のスパイラル=低調子から抜け出せない状態
「なんか調子が上がらないな」
そう感じたときには、時すでに遅し。
その低調子がしばらく続く、生活の負のスパイラルに陥ったことはありませんか?
わたしは何十回とあります。
そういうときはストレスも溜まりやすく、ドカ食いをしてしまって後悔し、それがまたストレスを呼び。。。
こんな感じで低調子から抜けなせなくなってしまうのです。
この状態から抜け出すには、根本の原因を見つけ出し、解消するしかありません。
調子が上がらない原因はどこだ!?
体調が悪かったり、ショッキングな出来事があったせいで低調子になっているなら、「時間をかけて身体や心をケアする」という対応策がすぐに浮かぶので、問題ありません。
しかし、生活の負のスパイラルにハマっているときは、何が原因かハッキリしていない。原因がわからないからストレスが溜まり続けるのです。
そこで原因を明確にするために、時間軸を使って原因をあぶり出すことを心がけています。
直近で負のスパイラルにハマったときの、原因のあぶり出しの経緯を再現します。
出勤前の朝の時間
わたしは早く寝て4時に起きることにより、自由に使える時間を出勤前に集めています。一番エネルギーがある時間にやりたいことをやるためです。
二度寝してこの時間がなくなったり、ダラダラして有効に活用できなかったりすると、その日の調子が下がります。
確かに負のスパイラルにハマっているときは、朝も有効活用できず、そのことでストレスを溜めていました。
しかし、この時間をうまく使えていないのは負のスパイラルの二次的原因ではあるけれども、一次的原因ではないことがわかりました。朝を有効活用できないのは、前日の夜に、早起きするための準備をせずに寝てしまっているせいだったからです。
仕事後の夜の時間
仕事から帰ってきたあと、ベッドに寝っ転がったりしてダラダラしていると、そのダラけムードから抜け出せず、早起きするための準備をせずに寝てしまうことがあります。
このときもまさに上記のパターンでした。
しかし、この夜の時間も二次的原因であって一次的原因でないことがわかりました。夜にダラけてしまうのは、以下の2つの内どちらか、または両方が原因であることがわかったからです。
- 仕事でエネルギーを使いすぎて、家で活動する余力がない
- 土日にやるつもりだったことができず、その尻拭いを平日にやっている徒労感と後悔から、自己否定的な考えに走り、「どうでもいいや」という気分になっている
仕事中
まず1つ目の「仕事でエネルギーを使いすぎ」について考えました。
確かにこのときは割り込み仕事が多く、いつもより疲労感がありましたが、終業時間はいつもと同じでした。
労働時間が同じであれば、タスクシュートを使っている限り、「エネルギーを使いすぎる」なんてあり得ません。(タスクシュートユーザーならわかっていただけると思いますが。。)
参考→[η][TaskChute]を導入した結果、ストレスフリーになった男の話 | ハックの哲学ということで、こちらは原因ではないと結論付けました。
土日
次に2つ目の「土日にやることをやっておらず、その尻拭いの徒労感と後悔のせい」について考えました。
これが負のスパイラルの一次的原因でした。
尻拭い、つまりマイナスから0に戻す活動にはひどい徒労感と後悔が付きまとい、そのせいで精神力を消費し、調子が上がらなかったのです。
idle025_マイナスを0に戻すタスクは精神力=MPを消耗する | アイドリングタイム原因を最優先で取り除く
原因が分かれば、それを最優先で取り除くまでです。
当初、土日の尻拭いの負荷が分散するように、平日複数日に分割して処理する予定でしたが、これが原因とわかったその日にまとめて終わらせました。
通常、タスクは分割した方がメリットが多いのですが、こういう残しておくと精神に悪影響を及ぼすものは別です。一気にやっつける方が得策です。
結果、翌日からは調子が戻り、生活の負のスパイラルを抜け出すことができました。
まとめ
調子が上がらなかったら、原因を見つけ出し、解決する。
要約しまうと当たり前のことですが、具体的にどうやったかをつらつら書いてみました。
真の原因が何かを突き詰めて考えて、見つかったらその解消に全ての時間を投入し、一気に片づけることが大切なのではないでしょうか。
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