今回からタスク管理4.0のそれぞれの要素を解説していく。
まずは序章として、事前に説明しておかなければならないことが一つある。
それは、「タスク管理4.0の各要素の内容はプライベートかビジネスかによって若干内容が変わる」ということだ。
タスク管理4.0はプライベート・ビジネス両方に使える包括的なタスク管理論だ。
プライベートでもビジネスでも変わらない普遍的なフレームワークであることは約束できる。
しかしフレームワークの中で行う実際の行動は、プライベートとビジネスで少し変わってくる。
そこで、イメージが付きやすいように本解説では同じフレームワークをプライベートとビジネスに分けて2回説明する。
まずはプライベートの例を挙げながら、タスク管理4.0のフレームワークを一通り説明する。
その後でビジネスの例を使い、プライベートとの違いを明らかにしながら、タスク管理4.0のフレームワークに説明を加える。
下記記事の最後に書いたように、プライベートとビジネスでのタスク管理は異なる。
「今年の目標」を達成できないモヤモヤを払拭するたった一つの方法
お久しぶりです。ハックの哲学のイド♂(@idomars)でございます!「すっきり今年を終えるための整理/掃除術」という12月のお題を
プライベートにビジネスの手法を持ってくると失敗するし、逆にビジネスにプライベートの手法を持ってきても失敗する。
その理由はタスク管理4.0を説明し終わった後で、別の補足理論で説明するが、とにかくこのポイントを押さえておかないと、自分のタスク管理システム作りに苦労することになる。
これまでのタスク管理論ではこの点が十分に検討されていない。これまでタスク管理界では総論でなく各論のみが議論されてきたので、個別最適化にしか目が行かず、プライベートとビジネス合わせた全体最適の視点が抜け落ちるのは仕方ない。
しかしプライベートとビジネスの性質の差は、タスク管理の実践において大変重要な論点となる。この視点の新規性もタスク管理4.0の特徴の一つだと考えている。
それでは次回から解説に入っていく。