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Toodledo有料会員のわたしがTodoistへ乗り換えた5つの理由

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わたしは2013年2月からToodledoのゴールドサブスクリプションを継続しています。

2年以上Toodledoの有料会員を続けていたわたしが、なぜTodoistに乗り換えたか。

今回はその理由を5つ、お話ししましょう。

1. Toodledoは多機能で複雑、Todoistはシンプル

Toodledoは何でもできます。オールインワンのサービスと言えるでしょう。

しかし、その万能っぷりはあなたのタスク管理システムを重くしてしまうかも知れません。

1-1. 万能のToodledoがシステムを重くする

Toodledoのタスクに付与できる属性は、Todoistでも設定可能な期日などの一般的な属性に加え、タスクのゴール、所要時間に実行場所、GTDのフローに合わせたステータスにタイマー機能まであります。

非常に細かい検索条件も設定可能です。

これらを駆使すれば、自分の思い通りのタスク管理システムをToodledoで実現できるでしょう。

しかし、多機能がデメリットになることもあります。

わたしも「Toodledoなら何でもできるぞ!?」と思い、情報収集し、様々なカスタマイズをしてきました。

結果、システムを機能させる為のメンテナンス時間が膨大にかかるようになり、システムが機能しなくなりました。

「そんなの、あなたのタスク管理能力が低いだけじゃないの。」と言われれば、それまでです。

しかし、カスタマイズの自由度が高すぎると、わたしのようなタスク管理初心者が色んなカスタマイズに手を出しすぎ、最終的にシステムが破綻してしまう危険もあるという一事例にはなるはずです。

1-2.Toodledoは多機能ゆえ、別のツールと機能がかぶり、中途半端

わたしはToodledo(今ではTodoist)の他に、TaskChuteというタスク管理ツールとGoogleカレンダーを使っています。

TaskChuteで、前述のタスクのゴール、所要時間、タイマー機能を設定できますし、Googleカレンダーで締切時刻の設定もできます。朝の時点で、どこにいるときに何をやるかを決めるので、実行場所を登録する必要性は感じません。

なんか、Toodledoを使わない理由を無理矢理挙げているように見えるかも知れませんが、言いたいことは一つです。

Toodledoの機能は他のツールで代替できるし、オールインワンゆえ、専用ツールに比べて操作性含めて中途半端に感じます。

オールインワンでも抜群に操作性が良いなら使い続ける気になりますが、下に書きますがそうでもない。

おそらく、すべてをToodledoで管理することで計り知れないメリットを享受できるのでしょうが、TaskChuteが快適すぎて、そしてToodledoが複雑すぎて、そこまで極める気になれませんでした。

1-3.Todoistはシステムを重くしようとしても重くできない

一方、Todoistは実にシンプルです。

タスクに付与できる属性は、期日、開始時間、リピート設定、タグ、優先度、リマインダー、メモぐらいです。

わたしは、その中でも期日、リピート設定、タグ、メモしか使っていません。

わたしが、実行フェーズにTaskChuteを使っているからかも知れませんが、複雑なプロジェクトを抱えているのでなければ、上記の属性だけで十分タスクを管理できます。

ちょっと凝ろうとしてもいじれる要素が少ないので、大したカスタマイズはできず、システムが重くなる心配がありません。

わたしのような、システムをいじくり回して自滅するようなアホには、このシンプルな設計がある種のフールプルーフ1になります。

2. Todoistはドラッグアンドドロップができる

Toodledoはドラッグアンドドロップ操作ができません。厳密にはできるのですが、あるタスクを別のタスクのサブタスクにする場合と、サブタスクの順番を変える場合でしか使えないので、実質、できないと言っても過言ではありません。

Todoistはドラッグアンドドロップができます。サブタスクへの登録はもちろん、タスクの並び替えもでき、プロジェクトにドラッグアンドドロップすれば、プロジェクトの変更もできます。

わたしは会社ではOutlookの受信トレイをInbox、フォルダを各プロジェクトにしてGTDしているので、Outlookで慣れているドラッグアンドドロップができるTodoistは非常に使いやすいと感じます。

3. Todoistは動作が軽い

ToodledoとTodoistの、プロジェクトをクリックしてからタスクが表示されるまでの時間を比べると、Todoistの方が倍ぐらい速いです。サブタスクの展開も速い。Toodledoは、どんな動作もクリックしてからワンテンポ待たされる感じですが、Todoistはすぐに反応します。

プログラムの組み方の問題なのか、Toodledoの方が属性が多いから読み込みに時間がかかるのかわかりませんが、使う側としては動作が軽い方がもちろん良いですよね。

4. Todoistは操作性が良い

後発なだけあって、Todoistは非常に操作しやすい。

特に各デバイス用の公式アプリは非常に使い心地が良いです。

▼例えば期日を編集しようとすると、選択肢が全面に出てきます。非常にわかりやすい。

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ウェブブラウザ版もシンプルで使いやすいです。

▼ウェブブラウザ版の期日編集の選択肢もカーソルで選びやすい大きさです。

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それでは、Toodledoの期日編集画面をご覧ください。

▼選択肢小さすぎ&間隔狭すぎ。どう考えても押しにくい。

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▼フォルダもこんな小さいプルダウンから選ぶんですよ?今となっては信じられません。

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前述のドラッグアンドドロップ操作もToodledoでは思い通りのところにドロップできないことが多いですが、Todoistは狙ったところに確実にドロップできます。

Toodledoは操作性を改善する気が無いのでしょうか。

5. Todoistはユニバーサルに使える

Todoistはどんなデバイスでも使えます。

これは道具を選ばないということ。

▼専用アプリのカバー範囲は非常に広い。

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▼iOS、Android、kindleでも使えます。

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Todoistに乗り換えて、ただの漫画ビューワーと化していたKindle Fire HDXの出番が増えました。

まとめ

Toodledoは難しすぎる。

そして、ユーザーインターフェイスデザインが発展した今となっては、操作性が悪すぎる。

シンプルにタスク管理をしたい人や、すでに複数のタスク管理ツールを使っている人にはTodoistをオススメします。


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ToodledoからTodoistへタスク移行手順、全5回へのリンクを以下のページにまとめました。
よろしければ、ご活用ください。

[η]ToodledoからTodoistへのタスク移行手順~まとめ~ | ハックの哲学

  1. フールプルーフとは、工業製品や生産設備、ソフトウェアなどで、利用者が誤った操作をしても危険に晒されることがないよう、設計の段階で安全対策を施しておくこと。正しい向きにしか入らない電池ボックス、ドアを閉めなければ加熱できない電子レンジ、ギアがパーキングに入っていないとエンジンが始動しない自動車、などがフールプルーフな設計の例である。
    「fool proof」を直訳すれば「愚か者にも耐えられる」だが、その意味するところは「よくわかっていない人が扱っても安全」。その思想の根底には「人間はミスするもの」「人間の注意力はあてにならない」という前提がある。安全設計の基本として重要な概念である。
    フールプルーフとは|fool proof – 意味/解説/説明/定義 : IT用語辞典