エッセイ

タスク管理、生産性、成果、RPG、住処

タスク管理による生産性向上と成果ってRPGに似てる。創意工夫してればレベル(生産性)は上がっていくけれど、結局は敵を倒せなければ意味がない(成果)。つまりすべては敵の強さ依存なのだ。

そして人は色んな地方に住んでいて、各地方の敵の強さは違う。だから、「そこまでレベル上げる必要ある?」とか「そんなレベルでよく生きてられるな」とか色んな意見が出てくる。

敵が強い地方にいる人は自分の身を守るために、ミスリルブレード(TaskChute等)が必要だが、敵が弱い地方にいる人はひのきの棒(Todoリスト)で十分。中にはレベルに合わせてカスタマイズできる便利な装備(Todoist等)もある。

そして肝心なのは、「みんながみんな勇者ではない」ということである。だから強い敵がいる地方にいる人がすごいという話では全くない。ただの村人(私含めた普通の人)ならひのきの棒で済むに越したことはない。

なぜならそのレベルの敵であれば、万が一ひのきの棒を持たずに挑んでも、どうにか勝てるからである。一方、ミスリルブレードが必要な地方で敵に遭遇した際、万が一ミスリルブレードを装備するのを忘れていたり、ミスリルブレードが刃欠けしていたら、五体満足で村に帰ることは絶望的になる。

「住めば都」という言葉もあるけど、一歩村の外に出たらベヒモスだらけの村になんて誰も住みたくない。スライムとポコポコ殴り合いながらも、幸せに生活できる地方に住みたいものである。