タスクシュート時間術

TaskChuteで簡単に習慣が身に付く~新社会人にオススメする理由7~

自己啓発や仕事術の本を読んで、気分は高まったけど、実際の行動は何も変わらず。

こんな経験ありませんか?

やる気に満ちあふれている新社会人の方は、つい最近経験しているかも知れません。

「知っていることと、できることは違う」とよく言われるように、知っていても実際の行動として定着させることは難しいです。

しかし、TaskChuteを使えば、行動の定着、いわゆる習慣化がいとも簡単にできます。

TaskChuteを新社会人に真っ先に教えた理由最終回は、行動と考え方、2種類の習慣化を例に、TaskChuteでの習慣化について話します。

TaskChuteによる行動習慣化

習慣化したいことはありますか?と問えば、まずは行動に関するものが挙がると思います。読書や掃除、運動などです。

基本はルーチンタスクにするだけでOK

習慣化したい活動をルーチンタスクとして登録すれば習慣化できます。

より行動を促進させるための小技は色々ありますが、原則としてはこれだけです。非常にシンプル。

なぜこれだけでも習慣化できるかを軽く説明します。

前提として、習慣化できない大きな理由は以下の2つだと思います。

  1. 時間がない
  2. 気が乗らない

「時間がない」問題に関しては、TaskChuteでログを取れば習慣化したい活動のためなら削ってもよい活動が明らかになるので、その活動を削れば解決です。(何も削れないなら、今の段階ではその活動は習慣化不可能ということです。)

「気が乗らない」問題に関しては、上から機械的にタスクを処理するTaskChuteの仕組みのおかげで、対象の活動が次のタスクとして現れたら基本的に1着手できます。

そのタイミングで着手することがベストだと思ってルーチンタスクとしてそこに登録しているわけですから、着手しないことは自分の計画力の否定に繋がり、それが先延ばしの抑制力になります。

TaskChuteを使っていれば、自分が使える時間を完璧に把握でき、機械的にタスクを処理するクセが強制的に身に付くので、やらない理由を考え始める前に身体が動くのです。

活動内容が複雑な場合も大丈夫

習慣化した活動が複数工程に渡り、複雑なケースにもTaskChuteは対応できます。

「決まった手順でブログを更新すること」を例に説明します。

方法としては以下の2つがあります。

  1. ハイパーリンクを使う
  2. 直接、タスクとして登録する

1. ハイパーリンクを使う

TaskChuteにはタスクの開始時刻を入れたときにハイパーリンクを開く機能があります。

▼ハイパーリンクを入れたいタスクを選択した状態で、[アドイン]⇒[TC_0821]⇒[タスク実行前のヒント編集]

20150409_ハイパーリンク説明

▼ポップアップが出るので、開きたいファイルのアドレスを入れます。

20150409_ハイパーリンク説明2

▼問題がなかったら、「はい」

20150409_ハイパーリンク説明3

▼既にアドレスを入れたので、「キャンセル」でOKです。

20150409_ハイパーリンク説明4

▼すると、タスク実行前のヒント列にアドレスが記入され、ハイパーリンクが挿入されます。

20150409_ハイパーリンク説明5

▼この状態で、タスクの開始時刻を入れるとポップアップが現れるので「はい」

20150409_ハイパーリンク説明6

▼これでハイパーリンクが開きます。

20150409_ハイパーリンク説明7

習慣化したい活動のタスクでこの機能を使えば、複数工程あり手順が複雑な活動でも、問題無く実行可能です。

ちなみに、この機能はタスク実行前のヒント列に入力されている文字のハイパーリンクを開いているだけなので、該当箇所のハイパーリンクを直接編集しても問題ありません。

▼タスク実行前のヒントセルを選択してハイパーリンクを直接編集

20150409_ハイパーリンク説明8 20150409_ハイパーリンク説明9

webページやTaskChute内の別シートに飛びたい時などは、こちらの方が直感的で操作しやすいと思います。

2. 直接、タスクとして登録する

複数工程を直接タスクとして登録する方法もあります。TaskChute熟練者はこちらの方法を推奨しています。わたしも熟練者ではありませんが、こちらを推奨します。

理由は2点あります。

1点目はタスクを次々と処理することにより、タスク処理に勢いがつき、楽しいからです。「タスクを次々と終わらせてる感」は気持ちの良いものです。詳細はリンク先をご覧下さい。

アップデートされたTaskChute2は、次々とタスクを完了させる快感を加速させる | TaskChute.Net

2点目はタスクを分ければ分けるほど、実作業時間を短縮しやすくなるからです。タスク単位が大きすぎると、どの工程に時間がかかっているのかがわかりにくくなります。反対にタスク単位を小さく分ければ、どこがボトルネックになっているかが 見える化 でき、どうすれば改善できるかに意識が向きます。

しかし、タスクが多くなりすぎると開始と完了のたびにTaskChuteに時間を記入する必要があったり、内容やタスクの順番を変更する際に手間がかかったりします。

ショートカットキーを駆使して記入に1秒かからず、複数タスクの同時編集が苦にならなくなるまでは、方法1のハイパーリンクを使った方が、TaskChuteを嫌いにならなくて済みます。

TaskChuteによる考え方習慣化

考え方、思考のクセを習慣化したい場合もあります。思考の習慣化は行動よりも難しく、時間がかかります。

方法としては、習慣化したい考え方が必要なタイミングの直前に、ハイパーリンク機能でその考え方を表示するのがよいと思います。

例えば、「ブレインストーミング会議」タスクの前に「批判はしない」という文章をハイパーリンクで表示させる等です。

時間場所を問わず、普遍的な思考のクセを身に付けたい場合は、1日に複数回、ハイパーリンクを表示させて、繰り返し読めばよいでしょう。

考え方の習慣化に近道はなく、回数をこなして地道に頭にすり込むしかないと思います。

1つアドバイスするとすれば、「考え方が書かれた文章を読む」行為はタスクとして独立させましょう。

「ブレインストーミング会議」タスクのハイパーリンクに「批判はしない」という文章を紐付けてはダメということです。この方法だと、忙しくなると 全く見なくなります。 文書を読む行為に見積時間を設定することが、確実に毎回見るコツです。

まとめ

TaskChuteを使ってハウツーを習慣化できることがわかりました。これで7つの習慣であろうがGTDであろうが、何でも自分のものにできます。

この方法の素晴らしい点は、精神力を1gも使わずに習慣化できる点です。

世の中には習慣化に抵抗する心をなだめる為のマインドハックが色々ありますが、そんなものは必要ありません。TaskChuteにタスク登録するだけで終わりです。

「TaskChuteを使うことを習慣化しなきゃならないじゃないか!」ですって?

TaskChuteを使うことを習慣化するだけで、他のすべてのことを習慣化できるのだから安いものではありませんか?


photo credit: Calender via photopin (license)


最新のTaskChute2は有料ですが、旧バージョンは無料で使えます。
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(旧バージョンを使い込み過ぎると、TaskChute2への移行作業に時間がかかるので、少しでも気に入ったらすぐTaskChute2を導入した方がいいです。)
TaskChute2大


  1. どうしても先延ばししてしまう場合は、「気が乗らない」レベルを超えますので、「本当に心からその活動を習慣化したいのか?」から考え直した方がよいです。やりたくも無いことを無理やり習慣化しても幸せにはなれません。