タスク管理新論に関するお知らせです。
これまで「他者と同じ時間を共有する仕事」をアポイントメントとして3要素の一つに据えていましたが、これを「他者の都合で時間が指定される仕事」＝イベントに変更します。
以下が理由となります。
3要素の内、プロジェクト、短期請負タスクはそのままタスク管理の対象として扱える言葉ですが、アポイントメント＝「面会の約束」は概念的な言葉であり、タスク管理の対象にできません。
当初は「必ず他者と時間を約束することになるのでアポイントメントという言葉が適切である」と考えていたのですが、3要素を比較していく中で、言葉のレベルが揃っていないことに気が付きました。
言葉のレベルが揃っていないと、比較時にきれいにピシッと比較できないので、そのままタスク管理の対象として扱っても語感的に違和感がない「イベント」という言葉をこれから使っていきます。
内容自体を「他者と同じ時間を共有する仕事」から「他者の都合で時間が指定される仕事」に変えた理由も、もちろんあります。
例えば、営業職が顧客先での打合せを行うために顧客先まで移動する時間は、打合せの約束から生じる行動なのでアポイントメント（現 イベント）の一部だと考えていました。しかし、「他者と同じ時間を共有する仕事」という定義ではこのようなケースをカバーできないことに気が付きました。よって、より広い範囲をカバーできる「他者の都合で時間が指定される仕事」に変えます。
この変更により、例えば「福袋を買うために開店前のお店に並ぶ」という行為も違和感なくイベントとして説明することができるようになりました。
「福袋を買うために開店前のお店に並ぶ」のは、そのお店の店長が決めた開店時間を待つ行為なので、他者と同じ時間は共有していませんが、他者の都合で時間が指定されています。
と言うことで、色々考えているうちに、「他者と同じ時間を共有する仕事」＝アポイントメントよりも、「他者の都合で時間が指定される仕事」＝イベントの方が自分が考えていることを上手に説明できそうなので、変更します。
というお知らせでした。
着想の元になるご意見くれた小鳥遊さん、ありがとうございます。
私もDRBさんと似ていて、アポイントメントを「実行すべきタスク」ではなく「ただ到来するイベント」と捉えてます。アポ内の行動はイベントに吸収され、アポ完了時に、新たなプロジェクトや短期請負タスクが別に発生する、というイメージです。 https://t.co/8bXXuUsTxz
— 小鳥遊 (@nasiken) 2016年6月3日
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