実行可能にする(Howの計画

「その日の一番大切なことは朝一にする」ことが鉄板ライフハックである5つの理由

この記事を読んで得られるノウハウと効果:「その日の一番大切なことは朝一にする」というライフハックが鉄板である理由を理解でき、導入したくなる

タスク管理に関する鉄板のライフハック

その日の一番大切なことは朝一にする。誰もが一度は聞いたことがある鉄板のライフハックだと思います。事実、このライフハックを実行するだけで方生が変わります。ウソです。そんなに人生甘くありません。

しかしわたしは、このライフハックをタスク管理に組み込んでから、タスク管理のレベル(そもそもタスク管理にレベルがあるのか疑問ですが)が一段引き上がった感覚があります。

そこで、今回は「その日の一番大切なことを朝一にする」ことがなぜ鉄板のライフハックであるのかを説明します。

「その日の一番大切なことは朝一にする」ことが鉄板ライフハックである5つの理由

わたしがここ数年、その日の一番大切なことを朝一にしてきた結果、感じたことを交えつつ、このライフハックが鉄板である5つの理由を説明していきます。

1. 朝一が最も実行力がある時間

一日のうち、朝は人間のエネルギーが最も多い時間帯です。

人間は睡眠によって体力と精神力を回復させます。そして、起床後は時間の経過とともに体力も精神力も減っていきます。

体力に関しては説明しなくとも皆さん納得されるでしょうし、精神力に関しては以下通りです。

朝は精神エネルギーが一番充実している時です。全米科学アカデミーによる有名な研究で、仮釈放審査委員会では早朝に仮釈放の許可を出す可能性がもっとも高く、昼食前にはほとんど仮釈放を認めないということが分かっています。
裁判官の判断に、法的根拠以上に影響を与えている要素は、精神的な疲れです。決断することに疲れてしまっているのです。したがって、一番重要で大変な決断は早朝にするのがベストです。
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上記引用をしなくても、「仕事の後に何かしようとしても気分が乗らなくてできない」という体験をされたことのある方は、時間が経つに連れてて精神力が減ることを実感されているでしょう。

これは朝型人間、夜型人間関係なしに、すべての人間に当てはまります。起きる時間は人それぞれですが、起きた直後が最もエネルギーに満ち溢れていることは生理学上確かだからです。

2. まとまった時間を確保でき、集中できる

家族が起きてくる前や他の人が出社する前であれば、家族や会社の人に邪魔をされず、まとまった時間を確保でき、作業に集中できます

「会社と契約した法定労働時間以上働きたくない!」と言い張っているわたしですが、朝は出社時間よりも30分以上は早く来て、一番大切なことに着手しています。

本音を言えば、朝の時間は自分がやりたいことにすべて充て、会社には始業時間ギリギリに出社したいのです。しかしその気持ちよりも、誰からも邪魔されない始業前の時間を「その日一番大切な仕事に充てる」ことによる、仕事と自分の精神への好影響の方が勝っているので、早めに出社しています。それほど、効果があるということです。

3. 確実に実行できる

「その日の一番大切なことを朝一にする」と決めたら、寝坊しない限り、確実にその日の一番大切なことを実行できます。

当たり前のことですが、これが「その日の一番大切なことを朝一にする」の一番の恩恵です。

4. 一日の満足感が高くなる

その日の一番大切なことを確実に実行できるので、その日の一日の満足度は自然と高くなります

個人的感覚ですが、その日の一番大切なことができていれば、100点満点中、少なくとも70点を下回ることはなくなるのではないでしょうか?これも大きなメリットです。

5. 日中に焦燥感を覚えず、精神エネルギーを消耗しない

その日の一番大切なことへの着手を後回しにすると、時間が経つにつれ、「あぁ、今日中にあれ(一番大切なこと)やらなきゃ。。」という思いが強くなっていきます。

この焦燥感は気持ちの良いものではありませんし、少しずつ有限の精神エネルギーを消耗していきます。

その日の一番大切なことを朝一にしていれば、日中にこの焦燥感を覚えることはなくなり、ストレスなく残りの一日を過ごすことができ、ムダな精神エネルギーの消耗を避けられます。

その日の一番大切なことを朝一にする方法

起きた後の朝一番にプライベートで最も大切なことを、出社後の朝一番に仕事で最も大切なことをやる。これだけです。

プライベートならば、予定を組み替えるだけで実現できるので簡単ですが、仕事の場合、「朝一はメールを確認しなければならない。早急に対応しなければならないメールが入っているかも知れないから。」という方もいるかも知れません。わたしもそうでした。

わたしもスイスに来た直後は、日本との時差により、朝しか日本と連絡が取れないので、それまで守っていた「その日の一番大切なことを朝一にする」というこの鉄板を外して、朝一はメール確認に充てていました。メールの内容によっては、日本に確認したり、連絡することがあるかも知れないからです。

しかしその結果、メールを処理するだけで午前中を使い切り、「やる気が残ってない」、「まとまった時間を取れない」という理由で大切なことを先延ばしにしてしまっていました

それが、「その日の一番大切なことを朝一にする」という方針に戻したところ、メールをすべて処理しきれなくなったものの、大切なことを先延ばしせずに確実に実行できるようになり、大切なことをしていないせいで上司から叱られまくるという精神衛生上良くない状況から脱することができました。この経験から、「その日の一番大切なことを朝一にする」というライフハックはどんな状況でも効果のある鉄板であると確信したのです。

何事にも例外があり、仕事の多くが現在タスク管理新論で取り上げている短期請負タスクで占められている方は、朝一で依頼の内容(メールなど)を確認すべきです。メインの仕事が短期請負タスクである方は、他者からの依頼が最も大切だからです。

そういう方には、早起きして、その分早く出社するという方法を提案します。始業時間まで大切なことをやり、始業時間からメールを確認し始めれば、いつものペースは崩さずに、その日の一番大切なことを朝に行うことができるからです。

まとめ

「その日の一番大切なことを朝一にする」が万人に有効である鉄板ライフハックである理由をおわかりいただけましたか?

どのようなタスク管理手法を取っていても、組み込んでおいて損はないハックなので、ぜひお試しあれ!

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