この記事を読んで得られるノウハウと効果:土日よりも平日の時間に作る方が大切ということがわかり、結果、やりたいことがどんどんできるようになる
まずはBurning!しよう!
最も不幸なのは、言うまでもなく7日間すべてが無益で、無意味で、無気力な生活です。そして、それよりほんの少しだけマシなのがたった2日の休日のために残りの5日をドブに捨てる生活です。たった2日休息するために、5日間も不本意な仕事をやらされて耐え忍ぶ生活です。
jMatsuzaki 人生の舵は自分で切れ!あなたの10年後は今週の33.6時間で決まる Kindle版 第四楽説 たった2日の休日のために残りの5日をドブに捨てるのは馬鹿げている 位置No.169
本記事のタイトルから、タスク管理界の新星jMatsuzaki(@jmatsuzaki)氏のこの一節を思い出された方も多いと思います。jMatsuzaki氏はこう続けます。
やはり目指すべきは7日間すべてがBurning!した生活ですよね。
“遊びと仕事”ではなく“遊びが仕事”になったとき、それは可能になります。7日間すべてが時間を忘れて没頭できる遊びになったとき、人は最も大きな幸福を感じると同時に、秘められた力を100%発揮できるのです。
同 位置No.176
全く仰るとおり、完全に同意です。この後、jMatsuzaki氏は懇切丁寧にどのように7日間すべてをBurning!した生活にするのかを説明してくれてますので、気になる方はご一読を。
▼それにしても安いなぁ。内容から考えて、もっと値上げしてもいいと思いますよ、jさん!
平日もBurning!させる方法はjMatsuzaki氏にお任せするとして、わたしが今回お話ししたいのは土日よりも平日に時間を作る方が大切ということてす。
土日よりも平日に時間を作る方が大切な4つの理由
「あと○日働いたら休みだから頑張ろう」と、残業を頑張っちゃうことありませんか?
それはいけません。それでは何も変わらない。
なぜなら。。。
1. 学習は毎日した方が効率的
タカハシ(@ntakahashi0505)さんが下記記事で仰っている通り、忘却曲線等の科学的論拠から毎日学習したら方が効率的ということがわかっています。
平日にスキルアップの時間や機会をとることが大切な理由とそのためのテクニック大学受験時、平日は前日に学習した箇所を毎日復習し、土日はその週にやったことを復習するという方法を取っていました。また、TOEIC 935を取ったときもこの方法で学習していたので、個人的には鉄板の学習方法です。
ついでに「毎日これだけ勉強したんだから大丈夫」という自信も付いてきます。自信というもののは毎日の積み重ねによって自分で作るものです。
2. 頻度が重要なことがある
世の中には頻度が重要なことがあります。典型的な例はブログです。
「質より量より更新頻度」という言葉がブログ界に存在していることからも、ブログを読んでもらうには一定の更新頻度を保つ必要があります。
おそらくこれはザイアンスの単純接触効果を狙ったものだと思うのですが、直接この方針を打ち立てている方に師事しているわけではないので真相はわかりません。
単純接触効果(たんじゅんせっしょくこうか)は、繰り返し接すると好意度や印象が高まるという効果。1968年、アメリカの心理学者ロバート・ザイアンスが論文にまとめ知られるようになった。
単純接触効果 – Wikipedia
ブログに限らず、ザイアンスの単純接触効果を生かせることを行っている方は土日だけではなく、毎日そのことを行うことが重要です。
3. 土日は別人問題が最も発生しやすい
「明日やろう。うん、そうだ。明日ならできる」
これが別人問題の一つの立ち現れ方です。
明日の自分だって、今日の自分とほとんど変わらない存在でしょう。今日の夕方5時に疲れているなら、明日の夕方5時も疲れているはずです。だから、明日の自分にパスしたところで、状況は変わりません。明後日の自分にパスするだけです。
しかし、今日の時点からみると、明日の自分は余力たっぷりに思えてくるのです。
つまり、同じ人物であるにもかかわらず、あたかも別人のように捉えてしまうこと、これが別人問題です(※)。これはまさに日常茶飯事で、いろいろなところに見受けられます。
※別の人物であるのに、同じ人物として扱ってしまう、というのもあるでしょう。
R-style » 別人問題にまつわる雑記
土日はこの別人問題が最も発生しやすい曜日と考えてよいでしょう。「土日は時間もある。休息しているのでやる気もあるだろう。だからできる!」これは典型的な考え方ですが、実際にその通りになったことは片手で数える程度しかないのではないでしょうか?
かく言うわたしも、土日が思い通りになった事など一度もありません。「土日ぐらいゆっくりしようぜ!」という人格がどうしても首をもたげてきて、それに抗えません。もしブログ記事作成のタスクを土日だけに集中させていたなら、週に一回ブログを更新するのも難しいでしょう。
4. 土日のタスク管理は難しい
タスク管理の難しさはタスクを管理する必要のある時間の長さに比例します。時間が長ければ長いほど、管理する必要のあるタスクが増え、タスク完了の想定時間と実際にかかった時間のズレが多くなるからです。
仕事のある平日は、仕事の時間を差し引いた残りの数時間だけをタスク管理すればいいだけですが、土日は1日を丸々管理しなければなりません。その分、各タスクの想定時間と実作業時間のズレの積み重ねが大きくなり、自分の計画通りにタスクを完了させるのが難しくなります。
またタカハシさんも言及されていますが、土日は家族からの割込タスクが入ることがあります。強い人は「事前に聞いてないので、それはできません。」と拒否すればよいですが、わたしがそんなこと言ったら、家庭崩壊間違いなしです。
管理するタスクが多く、割込タスクが発生しやすいので、土日のタスク管理は難しいのです。
別人問題が発生する上、タスク管理も難しいとなったら、土日を100%自分の思い通りに使うことはもうほとんど不可能であると言ってもいいでしょう。
タスク管理初心者は最初から土日のタスク管理に挑戦するよりも平日に時間を作って、その時間内のタスクを管理することから始めた方が挫折が少ないのでオススメです。
平日に時間を作る3つの方法
平日に時間を作ることが大切であることがわかったところで、実際に平日に時間を作る方法について考えていきます。わたしがご紹介する方法は3つです。
1. 残業を拒絶する
残業をしなければ、時間は作れます。火を見るよりも明らかです。
残業を拒絶する方法に関しては、下記のわたしの不定期連載、残業拒絶論をご覧ください。実際にどのようなタスク管理を行い、残業を拒絶しているかも更新していく予定です。
残業拒絶論 | ハックの哲学2. 早起きする
物理的な時間は増えませんが、確実な時間の確保方法として早起きをオススメします。下の記事で書いたように誰も起きていない朝が一番時間を確保しやすいからです。
「その日の一番大切なことは朝一にする」ことが鉄板ライフハックである5つの理由 | スケジュール・時間・タスク管理&生産性向上術データベースわたしも4時に起きてから仕事が始まるまでの時間をやりたいことに充てています。
実際の早起きの方法は近々まとめて記事にする予定です。
3. 睡眠時間を削る
最近、ライフハック界隈で「睡眠時間を削るのはよくない」というムードが漂っていますが、一言もの申したい。
「極限の状態で極限まで能力を発揮させるための方法を探求するのがライフハッカーじゃないのか?」
睡眠時間が減ると生産性が下がる。そんなこと当たり前でしょう、寝てないんだから。研究結果を引っ張ってこなくても実感でみんなわかっているはずです。そんな状態でも、仕組みを駆使して生産性をできるだけ下げない方法を模索するのがライフハッカーだとわたしは考えています。
本多静六先生も三節、つまり食・性・眠を節することを心掛けよと仰っています。削れるものは削る。それがライフハック道也。
「睡眠時間を削るのはよくない」という話は「世界のトップビジネスマンはたくさん寝ている」という主張とよくセットで出て来ますが、それはたくさん寝ているからトップビジネスマンになれたという話ではないのではないかと考えています。
トップになればなるほど、仕事は意思決定が中心になっていきます。意思決定には膨大な情報処理能力と集中力が必要だから、しっかり睡眠時間を確保してそれらの力を回復させることが大切です。だからたくさん寝る。
一方、トップは手を動かしません。このようなブログを書いたり、資料を作ったりする作業時間のかかる仕事は自分以外の人に任せます。だからたくさん寝られる。
また、こういう見方もできます。トップビジネスマンは付加価値の高い仕事ができるので、労働時間が短くても十分な利益を生み出すことができる。だからたくさん寝られる。
要するに因果関係の問題です。トップビジネスマンだからこそたくさん寝ているのであって、それがトップビジネスマン以外がトップビジネスマンになるためのベストの選択肢とは限りません。
もう一点、「睡眠時間を削ると生産性が下がる」という話もよく出て来ますが、それは時間あたりの生産性への言及にとどまっており、長時間睡眠の方が短時間睡眠より起きている時間トータルでのアウトプット量が増えるとは一言も書かれていません。
単純な話、現在、わたしの睡眠時間は5時間前後ですが、この睡眠時間を8時間にした場合、定時に帰宅したとしてもブログは全く書けなくなります。
時間が増えればアウトプット量は増えるのです。この当たり前の話へのアンチテーゼとして「睡眠時間を削るのはよくない」という話が流行っているのかも知れませんが、この当たり前の話も忘れてはならない事実です。
だからあえて、睡眠時間を削るという方法も平日の時間を増やす一つの方法として推奨します。短時間睡眠のせいで寿命が縮むかも知れませんが、やりたいことやっているのだからいいではありませんか。一緒に太く短く生きましょう。
睡眠時間が5時間になった経緯や方法は早起きの方法と共に近々公開予定です。
まとめ
土日にやりたいことを集中させるよりも、平日に時間を作って毎日やりたいことをやった方がよいことがおわかりいただけたでしょうか?
これでもあなたはまだ休日のための平日を送り続けますか?
このノウハウと相乗効果がある記事
▼さらに時間を削る方法
入浴にかかる時間を最短にして時間を作る方法 | スケジュール・時間・タスク管理&生産性向上術データベース
▼削った時間をムダにしない方法
使い道のないスマートウォッチを人生に欠かすことのできないツールに変身させる方法 | スケジュール・時間・タスク管理&生産性向上術データベース
▼削った時間をムダにしない方法パート2
思ったより簡単な方法でスマホでのネットサーフィン癖をやめられた話 | スケジュール・時間・タスク管理&生産性向上術データベース
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