そういう無数のタスク管理手法を勉強しては試し、勉強しては試しを十数年行ってきた中で、私はタスク管理にタイプがあることに気がつきました。
タスク管理の2タイプ(+2タイプ)
タスク管理手法は、守りのタスク管理と攻めのをタスク管理という2タイプに大きく分けられます。基本はこの2つに分けられますが、どちらにも分類できない、そしてどちらの手法を行うにしてもそのベースとなるタスク管理の基本的技術があります。
そのような基本的技術は、タスク管理の基本動作と呼ぶことにします。
また、どちらにも分類できる攻撃こそ最大の防御と呼ぶべきタイプも存在します。
逆に「防御こそ最大の攻撃と呼ぶべき手法はないのか?」と思いますが、そういう慣用句がないのと同じようにタスク管理上にもそのような手法はありません。(ただ自分が見つけられていないだけかも知れないので、「これこそ防御こそ最大の攻撃だろ!」という手法がありましたら連絡頂けると嬉しいです。)
タイプ分けをするメリット
タスク管理手法をタイプ分けすると以下の2つのメリットがあります。自分に合ったタスク管理手法を選びやすくなる
詰まるところタスク管理というのは人それぞれです。かの伝説的演技指導者ステラ・アドラーが
演技は教える事はできない。と言ったそうですが、タスク管理もそうです。
タスク管理の技術は教えられます。しかし、演技と同じで、その人のタスク管理手法はその人の中にしかないのです。
学習しただけで誰でもすぐに堺雅人並みの名演が出来る演技術が存在しないのと同じで、学習しただけで誰でもすぐに一流のタスク管理生活が送れるタスク管理術など存在しないのです。
自身との対話や逆境を乗り越える経験を積むことによって、少しずつ一流に近づくわけです。
だからタスク管理の基本動作を除いて、「これがたった一つのベストのタスク管理手法だ」というものは存在しません。その人の目的、その人の性格、その人の状況他、様々な要因によってベストなタスク管理手法は変わってきます。
攻めと守りのタスク管理手法にはコインの裏表のようにメリットとデメリットがあります。自分の事情に合わせて、この表と裏を返して使い分けられるようになるのが、タスク管理をタイプ分けすることのメリットです。
タスク管理手法を習得する順番がわかりやすくなる
タスク管理手法には効率よく習得できる順番があります。まずタスク管理の基本動作を一番最初に勉強しましょう。基本動作は自分に合ったタスク管理手法を見つける為の基礎になります。
次は守りのタスク管理を習得します。その後に攻めのタスク管理を取得する。この順番が一番効率が良いと考えます。
なぜなら守りのタスク管理は、意識の方向が自分に向いていて自分自身を整える性質を持っているからです。自分自身に無理がないように、タスクを実行するという視点のタスク管理手法です。
逆に攻めのタスク管理は意識が自分以外=外側に向いていて、タスク自体を最も良い効率や効果で実行するという視点のタスク管理手法になります。ざっくり言うと、ビジネス書や自己啓発書に載ってるようなテクニックが攻めのタスク管理に該当します。
イケイケでエネルギーに満ち溢れてる人はいきなり攻めのタスク管理から入って、攻めのタスク管理だけやってれば上手くいくでしょう。ただ日本人そもそもネガティブな人種です。多くの人は、「あまり自分に自信がない」、「成功体験がない」等、ネガティブモードでいることが多いです。
そういう一般的な人であれば、まず守りのタスク管理から習得してで自分自身を整えて、整え終わった後、意識を外側に向けて攻めのタスク管理に入るのが、最も効率よくタスク管理を取得する順番だと考えます。
各モデルについては今後、それぞれ説明していきます。 ▼この記事の元になったPodcastです。Apple、Google、Spotify含めた8つのPodcastで聞けますので、スキマ時間にご活用ください!