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残業をなくすには上司の方を見て仕事をすべし~残業拒絶論~

「上司の方を見て仕事をしろ?お客様の方を向いて仕事をするべきでしょ。どれだけ腐っているですか?先輩」と言うのはちょっと待って欲しい、新入社員諸君。

残業をなくすためには上司の方を見て仕事をすることが非常に重要であるという話をするチャンスをいただけませんでしょうか?

残業拒絶生活で押さえるべき2人のキーパーソン

残業をなくしたいのであれば、押さえる必要のあるキーパーソンが2人います。

あなたを人事査定するのは誰か?

あなたを人事査定するのは誰でしょうか?

毎日定時に帰宅できていても、あなたの人事査定が低すぎて解雇されたら困りますよね?そうならないために、あなたを人事査定する人を把握し、その人からあなたへの評価が最悪にならないようにコントロールする必要があります。

今までと同じように八方美人で仕事をしていては仕事量は変わりません。削ってもよい作業を洗い出すために、誰からの仕事が最も大切かを明らかにする必要があり、その「大切さ」の軸の一つが「仕事の依頼主はあなたの人事査定にどれほど大きな影響を持っているか」となります。

突然、短納期の仕事を依頼してくるのは誰か?

突然、通常業務にはない、短納期の仕事を依頼してくるのは誰でしょうか?

唐突な短納期仕事は、当日のスケジュールを狂わせ、残業に直結します

この様な人物があなたの周りにいる場合、その人の動向を注視し、短納期の依頼が飛んでこないか身構えておく必要があります。

サラリーマンとフリーランスでキーパーソンは異なる

残業拒絶生活を送るには上記のキーパーソンに注意を払う必要があります。

そして、これらのキーパーソンはサラリーマンとフリーランスでは異なります。

サラリーマンの場合

サラリーマンの場合、このキーパーソンは2人とも1人の人物、直属の上司である場合が多いです。

まず、組織に属している場合、人事査定を行うのは直属の上司であることが一般的です。

複数人が一人の人事査定をする会社では、あなたの評価に最も大きな影響力を持つ人がキーパーソンになります。

また、短納期の仕事の依頼を突然してくるのも往々にして上司です。

管理職には部下に命令をする権限があるので、対等な立場だったら頼みにくいような短納期の仕事も部下に頼みます。同僚だったら「短納期すぎて多分断られるから、自分でやろう」と思うような仕事でもそのままの納期で依頼します。

まるで悪いことのように書いていますが、上司と部下、その主従関係で組織が構成されているのであれば、「納期に間に合わせるために部下でもできる仕事は部下に頼み、自分が最も価値を出せる仕事に注力する」ことは管理職として当然のことです。

つまり、残業せずに帰り、なおかつクビにならないためには、常に上司の方向を向いて、急に仕事の依頼をしてこないか様子を窺いつつ、様子がおかしいと思ったら事前に「仕事がありそうかどうか」探りを入れておき、その仕事をすることになった場合のスケジュールを想定し、実際に仕事を依頼してきたら確実にこなし、ほどほどの評価を得る必要があるのです。

もし上司が忘れっぽい人であれば、下記でスタオバ(@dream4luck)さんが紹介されているように依頼を受けても放っておくという選択肢も確かにあります。

仕事をやらないという選択肢を持つということ | いつでも スタオバ!!!

しかし、その時は本当に依頼を忘れていたとしても、ふとしたタイミングで依頼したことを思い出し、「もうやる必要のなくなった仕事だが、この仕事を彼に依頼した時、彼はやらなかった。彼はわたしが依頼した仕事を忘れることがある。」と評価される可能性があります。

さらに、上司の役職が高ければ高いほど、依頼内容は組織全体に影響を及ぼすものになり、その依頼を放っておいたことが致命的な査定減につながる可能性が高くなるので、スタオバさんの上記の戦術には基本的には同意しますが、対上司に対しては行わない方がよいと考えます。

普段はさっさと帰ってそこそこの仕事しかしないのですから、短時間で劇的に成果を上げる方法でも思いつかない限り、上司からの評価を上げることは難しくなります。よって上司からの依頼は最優先で処理して、確実に拾える評価は確実に拾っていく方がコスパは高いという考えです。

フリーランスの場合

フリーランスの場合、人事査定はありません。その代わり、お客様からの評価が下がれば仕事がなくなってしまいます。

よって、言うまでもなくお客様の方を向いて仕事をするべきです。

上司と違い、お客様が短納期の仕事を突然依頼してくることは稀でしょうし、仮にしてきたとしても、度が過ぎるのであればそのお客様とのビジネスは終わりにして、他のお客様を探すという選択肢があるので、この点ではサラリーマンよりも労働時間をコントロールしやすいと言えます。

まとめ

お客様や次工程の方を仕事をするのは社会人として理想の姿ですが、残業を減らすという目的を達成したいのであれば上司の方を向いて仕事をすることが大切です。

新入社員のときは「コイツ、上司の方ばかり見て仕事しやがって」と思っていましたが、仕事量が増えるに従い、「上司の方を見て仕事をするのは、サラリーマンが自分を守るためには仕方のないことなのだな」とも思えるようになりました。「睡眠時間を削ってでも、お客様(次工程)と前工程と同僚と部下の方も見て仕事しろよ!」なんて、鬼畜のようなセリフは吐けませんし、自分もできません。

「時間」が欲しいのであれば捨てなければならないものもあるのです。

さぁ、あなたはどこを向いて仕事をしますか?

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